進捗状況
新名神(滋賀県域の新設区間)では、用地取得及び埋蔵文化財調査は完了しています。工事は、全ての工事用道路工事を施工中で、本線工事についても、三学区全てにおいて施工中です。
大津市南部の自治会で形成される大津市南部三学区新名神対策協議会においても、早期着手気運醸成があり、安全に留意し、早期開通を目指して、行政・地域の皆さまと一体となって事業を進めています。
なお、新名神高速道路(大津~城陽間)(八幡京田辺~高槻間)の6車線化が事業化されました。
大津JCT(仮)は既に供用している新名神高速道路に接続する分岐点であり、名神高速道路にある草津JCTから信楽ICの間において、現在建設中です。
新名神高速道路の事業が完了することにより、名神高速道路や中国自動車道などの周辺の高速道路とともに、近畿圏と中部圏を結ぶネットワークを形成し、ネットワークが強化されることで、高速道路に求められる「高速性」「定時性」「快適性」「安全性」などの機能を高めるとともに、地域の経済・住民への貢献も期待されます。
大津JCT(仮)の本線橋である大戸川橋は、全長約1.3kmになる長大橋です。橋梁形式は「波型鋼板ウェブ箱桁橋」であり、最長スパン長約160m、最長橋脚高さは75mにもなります。
大戸川橋はジャンクション橋であることから、途中で分岐し、上り線からBランプへ、下り線からCランプへ接続することから全部で4橋が連なる構造になっているのが特徴です。
また、大津JCT(仮)の種類は、下記の準直結Y型となります。
ジャンクション(JCT)とは、道路と道路を接続する立体的な交差地点のことをいいます。
一般の道路では、交差点を作り、信号を設置することで道路と道路を接続させますが、高速道路の場合、車両が道路をノンストップで走行しながら交差できるよう、立体的な構造物となります。
ジャンクションを建設する際は、周辺の場所や地形、通過する車両の交通量、交差する道路の数、走行の安全性など様々な条件を勘案して最適と考えられる形にするため、それぞれ形状が異なっています。
以下に代表的なものを紹介します。
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