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お知らせ

四国横断自動車道 吉野川渡河部の環境保全に関する検討会 第13回検討会

1.日時

令和3年6月29日(火曜) 10時00分~12時00分

2.場所 

Web会議形式

3.出席者

出席委員:
山中座長、中野部会長、鎌田副部会長、成行部会長、長尾副部会長、大田委員、桑江委員、真田委員、橋本委員、浜野委員、和田委員
オブザーバー:
国土交通省 四国地方整備局 徳島河川国道事務所 山本 副所長
事業者:
西日本高速道路株式会社 四国支社
建設・改築事業部 細田部長
建設・改築事業部 芦塚構造担当部長
建設・改築事業部 佐藤課長代理
徳島工事事務所 浦所長
吉野川工事区 山下

4.議題

(1)開会
(2)事業者挨拶
(3)議事ならびに説明事項
  1. 検討経緯と本会議の進め方及び第2回橋梁部会WGでの結果報告
  2. 工事の実施状況(令和2年11月~現在)
    • 事業者から資料1に基づき、「 工事の実施状況(1,535KB) PDFファイルを開きます 」を説明。

      ※以下に、委員からあった主な意見等をまとめる。

      • 委員から、「架設桁の撤去の時期について決まっているのか。」との質問があった。

        ⇒ 事業者より、「概ね秋の終わりごろから行う予定である。」との説明があった。

      • 委員から、「今年度は浚渫を行う予定があるのか。」との質問があった。

        ⇒ 事業者より、「現在のところは予定していないがこれからの台風等の影響によって浚渫作業が生じる可能性がある。」との説明があった。

  3. 壁高欄形状変更及び景観配慮検討内容の報告
    • 事業者から資料1に基づき、「 壁高欄形状変更及び景観配慮検討内容の報告(4,632KB) PDFファイルを開きます 」、「 今後の予定(128KB) PDFファイルを開きます 」を説明。

      ※本項目について、以下の意見を踏まえて、壁高欄の形状変更を行うことを事業者として判断した。

      ※以下に、委員からあった主な意見等をまとめる。

      • 委員から、「橋が河口部にあり走行環境として海が見えるところで全壁高欄を採用すると見えるはずのものが見えないため利用者の満足度が低くなるのでもう一度半壁高欄の検討をしていただきたい。また、安全性について二輪車に対する風の影響が全壁高欄の方が小さいのではないかという話があったが、半壁高欄と比べて全壁高欄の方が低くなるので路外逸脱のリスクの面で走行車に怖い印象を与えるのではないか」との意見があった。

        ⇒ 事業者より、「一つ目の意見(半壁高欄への再検討)については、委員からの意見は理解しているが、非常に厳しい工程や事業費増加の現状から事業者として変更の判断をした。」との説明があった。

        ⇒ 事業者より、「二つ目の意見(路面逸脱のリスク)については、NEXCOとしても両方の構造を全国展開しているので半壁高欄と全壁高欄の双方に有意な差はないと考えている。」との説明があった。

      • 委員から、「景観の良いところを半壁高欄にするなど、半壁高欄の部分と全壁高欄の部分を造るのは難しいのか」との質問があった。

        ⇒ 事業者より、「半壁高欄(1,200mm)と全壁高欄(900mm)で高さが違うため、途中ですりつけていく必要があるが、その高さが基準を満足するか保証しがたい。高さを変更すると実車実験等が必要となるため構造的に変更することが難しい。」との説明があった。

      • 委員から、「事業費が厳しい状況にあるということだが、検討会で当初計画に合意された事項であり、想定外のことが起きたという定量的な証拠やデータがないと議論のしようがないのではないか。」との意見があった。

        ⇒ これに対し委員より、「この数年の頻繁に起こる異常降水というか洪水は明らかに特別で、当初計画になかった事象であり、そのため2年ほど工程が遅れてきたのだと思う。また、四国横断自動車道は南海トラフ対策のような防災上の観点からも早く開通していただきたいと思う。」との意見があった。

      • 委員から、「壁高欄の形状の議論を進めているが、全壁高欄への変更という形で進めていかざるを得ない状況であることも理解できるがもう少し早めにこの検討会の場を設けてもらえばもう少し建設的な議論ができたのではないか」との意見があった。

        ⇒ 事業者より、「もう少し早くご説明すべきであった。申し訳ない。」との説明があった。

      • 委員から、「壁高欄の外側に設置する排水側溝の手すりに関して、金具が見えるので外側につけるのではなく他の方法を検討すべきではないか」との意見があった。

        ⇒ 事業者より、「材料や景観上の工夫を検討する。」との説明があった。

      • 委員から、「A2側の植樹について、人工海浜の近くで自然を戻そうとしているエリアであるので一体的に考えた方がよいと思う。住民の視点の話があったが、住民の意見を聞けるのであれば聞いた方がいいと思う。また、植樹で検査路を隠すという案があったが、デザイン等を検討して隠さなくてもよい工夫をするのもいいのではないかと思う。」との意見があった。

        ⇒ 事業者より、「住民の御意見を聞いたり、検査路のデザイン自体を工夫するよう検討していく。」との説明があった。

      • 委員から、「通信管路の線があるが、見栄えに対してもう少し検討できないか。」との意見があった。

        ⇒ 事業者より、「近年、大規模地震時に通信線が切断する事象があり、通信線の余長を地震時の移動量にも対応した形状としているが、形状に関しては検討していく。」との説明があった。

      • 委員から、「吉野川大橋には津波避難所は作る予定はあるのか。」との質問があった。

        ⇒ 事業者より、「このエリアにはなく、吉野川左岸側の旭野地区に3か所設置している。」との説明があった。

(4)閉会

配付資料

  • 資料1 説明資料
  • 資料2 参考資料
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